☆マークX☆純正ハイグロスハイパー塗装☆
みなさんこんにちは。
今日は久しぶり日差しが戻ってきましたね!
先程、お客様のホイールの脱着をしましたが久しぶりに汗ばみました(;^ω^)
さて、本日は先日ご依頼頂きましたマークXのハイグロス塗装をご紹介させて頂きます('ω')ノ
最近のホイールにはメッキ(電気・スパッタリング・蒸着)やアルマイト加工、ポリッシュ加工、シルバー塗装、ハイパーシルバー塗装、ハイグロスハイパー塗装等々・・・
様々な塗装や加工がされていますが、塗装する中で一番ハードルが高いのがこのハイグロスハイパー塗装です。
ハイパーシルバー塗装もかなり難易度は高く、それ故に車の板金業者様やホイール修理業者様の中でも自社で対応出来る所は少なく、今回は業者様からのご依頼になります。
中古で仕入れたホイールを自社で成形&塗装したそうです。
長年板金されてきただけあって成形もバッチリで綺麗に塗装してあるので一見問題なさそうですが・・・・
左は色合わせの為に一緒にお持ち頂いた純正ホイールになりますがこれだけ色が違います(´・ω・`)
ただ、ハイパーやハイグロスは独特の光沢を持っているので光の当たり加減でガンメタっぽく見える時もあるのでガンメタに塗装されるお気持ちも分かります。
さて、今回はこれの色を合わせて納品になります( `ー´)ノ
まずはどの様な手直しがされているか分かりませんので一端全体を削ってサフェーサー処理をして下地を仕上げます。
そしてブラック塗装&クリアー塗装!!
めっちゃツルツルのテカテカでしょ(*'∀')☆
ってゆうかどうしてブラック?
と思われる方もみえると思います(´・ω・`)
ハイパーシルバーやハイグロスハイパーの独特な光沢はこのブラックがあるからなんです。
通常のシルバーの粒子よりも細かいハイパーシルバー、そしてそれよりもさらに細かいハイグロスハイパーの粒子をこのブラックの上に塗り重ねる事によってシルバーになり、細かな粒子の隙間から下地のブラックが透けてその独特な色をかもし出せるんです!
難しいですよね(;^ω^)ゴメンナサイ
とにかくこのブラックが必要不可欠って事です!(^^)!
そして・・・・
このハイグロスのシルバー塗料はとにかく粒子が細かい!
塗装の肌って分かりますか?
車のボディを蛍光灯等の光に当てて横から見ると、少しボコボコとみかんの皮みたいになっていると思いますが、ハイグロスの塗料をその上に塗るとそのボコボコの凹凸がもろに出てしまいます。
埃の混入はもってのほかです!
そこで・・・・
細かいペーパーで肌や埃の凹凸を完璧にとってクリヤー塗装の表面をフラットにしてやります。
削りすぎればクリヤー塗装が剥けてしまい、削り足りなければ凹凸が出てしまうので正直とても大変な作業です(;´∀`)
細かなペーパーと言っても削っているわけですからこんな感じで艶は無くなります。
この上にハイグロスのシルバーを塗装すると細かなペーパーの目がモロに出てしまうので一度コンパウンドで磨いてペーパー目を消します。
一見振り出しに戻ったみたいで削る作業はいらない様に思えますが実際に見て触ってみるとかなり違いがありますよ。
これでようやくハイグロスのシルバーを塗る事が出来ます。
ここまででもかなり神経を使いヒーヒーですがまだまだ気を抜けません(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
シルバーをうす~く、うす~く塗り重ねていくのですが重ねが少ないとガンメタ、重ねすぎるとシルバー色が明るくなりすぎてしまうのでそのムラを作らない様にオリジナルと同じ明るさまで色をもっていかなければいけません(;´∀`)
コレが想像以上に難しいんです(´・ω・`)
どうです?
まだクリヤー塗装をしてませんが普通のシルバーよりも鏡面に近いシルバーでしょ(*´з`)?
これまでの工程がしっかり出来ていなければこんなツルツルのシルバーにはなりません。
最後にクリアー塗装をして完成です☆
クリヤー塗装が新しくなる分、若干ツヤツヤにはなりますが色もバッチリ合いました(*^^)v
この工程の多さと手間をかけて初めてハイグロス独特の光沢が出せます。
ハイグロスのホイールが高いわけです(;´∀`)
業者様へも問題なく納品する事が出来ました('◇')ゞ
またお困り事がありましたらいつでもご連絡下さい!(^^)!
この度は有難うございました。